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スポーツ愛好家必見!疲労骨折の基礎知識と予防法

運動中に感じる「あれ、なんか痛いかも?」という違和感。もしかしたら、それは疲労骨折のサインかもしれません。疲労骨折は、スポーツ愛好家にとって身近なケガの一つです。早期発見と適切な対処法を知っていれば、つらい痛みを回避し、早期の競技復帰も目指せます。

今回は、疲労骨折の基礎知識から予防法、治療、リハビリまで、スポーツ愛好家の皆様が知っておくべき情報をまとめました。

疲労骨折とは?

疲労骨折とは、一度の大きな衝撃ではなく、小さな力が骨の同じ部位に繰り返し加わることで発生する骨折です。通常の骨折とは異なり、骨にひびが入ったり、骨膜が損傷したりする状態を指します。

疲労骨折の原因

疲労骨折の主な原因は、オーバーユース(使いすぎ)です。特に、以下のような場合に発生しやすくなります。

  • 過度なトレーニング: 急に運動量を増やしたり、長時間の練習を続けたりすると、骨に過剰な負荷がかかります。
  • 不適切なトレーニング: ウォーミングアップ不足、クールダウン不足、誤ったフォームなどは、特定の部位に負担をかけやすくなります。
  • 不適切なシューズ: クッション性の低いシューズや、足に合わないシューズは、疲労骨折のリスクを高めます。
  • 骨粗しょう症: 骨密度が低下していると、疲労骨折を起こしやすくなります。
  • 栄養不足: カルシウムやビタミンDなどの栄養素が不足すると、骨が弱くなり、疲労骨折のリスクが高まります。
  • 女性アスリートの三主徴: 無月経、摂食障害、骨粗しょう症の3つの症状が重なると、疲労骨折のリスクが非常に高くなります。

疲労骨折の症状

疲労骨折の主な症状は、運動時や運動後に感じる痛みです。初期段階では、運動時のみに痛みを感じることが多く、安静にすると痛みが治まります。しかし、症状が進行すると、安静時にも痛みを感じるようになり、日常生活に支障をきたす場合もあります。

  • 運動時や運動後の痛み: 患部にズキズキとした痛みを感じます。
  • 圧痛: 患部を押すと痛みを感じます。
  • 腫れ: 患部が腫れることがあります。
  • 熱感: 患部が熱を持つことがあります。
  • 運動痛: 運動すると痛みが生じます。
  • 安静時痛: 安静にしていても痛みを感じます。

疲労骨折しやすい部位

疲労骨折は、全身のさまざまな骨に発生する可能性がありますが、特に以下の部位に多くみられます。

  • 脛骨(すね): ランニングやジャンプなどの運動で発生しやすい。
  • 中足骨(足の甲): 長距離のランニングや、ジャンプを繰り返す運動で発生しやすい。
  • 腓骨(すねの外側): ランニングやジャンプなどの運動で発生しやすい。
  • 肋骨: ゴルフや野球などのスイング動作で発生しやすい。
  • 大腿骨(太もも): 長距離のランニングや、ジャンプを繰り返す運動で発生しやすい。

疲労骨折の診断方法

疲労骨折の診断は、問診、触診、画像検査などに基づいて行われます。

  • 問診: 運動歴や症状などを詳しく聞きます。
  • 触診: 患部を押して痛みや腫れを確認します。
  • レントゲン検査: 骨折の有無を確認します。ただし、初期段階ではレントゲン検査で骨折が確認できない場合もあります。
  • MRI検査: レントゲン検査で骨折が確認できない場合や、疲労骨折の早期発見のために行われます。
  • 骨シンチグラフィー: 骨の代謝状態を調べる検査です。疲労骨折の診断や、骨折の程度を評価するために行われます。

疲労骨折の治療法

疲労骨折の治療法は、骨折の程度や部位によって異なりますが、基本的には保存療法が選択されます。

  • 安静: 患部を安静に保ち、骨の修復を促します。
  • 冷却: 患部を冷やし、痛みや腫れを軽減します。
  • 圧迫: 患部を圧迫し、腫れを抑えます。
  • 挙上: 患部を心臓より高い位置に保ち、腫れを抑えます。
  • 薬物療法: 痛みや炎症を抑えるために、消炎鎮痛剤などが処方されることがあります。
  • 装具療法: 患部を固定するために、ギプスやサポーターなどが使用されることがあります。
  • 手術療法: 保存療法で改善が見られない場合や、重度の骨折の場合には、手術が行われることがあります。

疲労骨折のリハビリ

疲労骨折のリハビリは、骨折の程度や部位、治療法によって異なりますが、基本的には以下の流れで行われます。

  1. 初期段階: 患部の安静と冷却、圧迫、挙上を行います。
  2. 中期段階: 痛みが軽減したら、徐々に運動を開始します。ストレッチや筋力トレーニングなどを行い、患部の柔軟性や筋力を回復させます。
  3. 後期段階: 競技復帰に向けて、徐々に運動強度を上げていきます。

疲労骨折の予防法

疲労骨折を予防するためには、以下の点に注意することが重要です。

  • 適切なトレーニング: ウォーミングアップとクールダウンを十分に行い、徐々に運動量を増やします。
  • 適切なシューズ: クッション性の高いシューズや、足に合ったシューズを選びます。
  • バランスの取れた食事: カルシウムやビタミンDなどの栄養素を十分に摂取します。
  • 十分な休養: 疲労が蓄積しないように、十分な休養を取ります。
  • 定期的なメディカルチェック: 骨密度や体の状態を定期的にチェックします。

疲労骨折の早期発見・早期治療の重要性

疲労骨折は、早期に発見し、適切な治療を行うことで、早期の競技復帰が可能です。しかし、放置すると、骨折が進行し、完治までに時間がかかる場合があります。

運動中に痛みを感じたら、自己判断せずに、早めに医療機関を受診しましょう。

まとめ

疲労骨折は、スポーツ愛好家にとって身近なケガですが、適切な知識と対策を持っていれば、予防することができます。

今回の記事を参考に、疲労骨折について理解を深め、安全にスポーツを楽しみましょう。

免責事項

このブログ記事は、一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスを提供するものではありません。疲労骨折の診断や治療については、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

2025/03/28